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原子力安全委員会・耐震指針検討分科会について

石橋克彦(神戸大学都市安全研究センター)

 原子力発電所の耐震安全性に係わる安全審査指針類のうち、主として「発電用原子炉施設の耐震設計審査指針」(1981年原子力安全委員会決定)をより適切な指針にするための調査審議を目的として、2001年7月、原子力安全委員会・原子力安全基準専門部会(現在は原子力安全基準・指針専門部会)のもとに「耐震指針検討分科会」が設けられ、同年7月10日に第1回会合が開かれた。

 私は、2001年12月11日 の同分科会第4回会合から構成員に追加され(原子力安全委員会専門委員の正式任命は2002年1月18日付)、以来、分科会の中の地震・地震動ワーキンググループにも属して、調査審議に積極的に参加するよう努力してきた。しかし、最後の分科会となった2006年8月28日の第48回会合において、分科会の審議の在り方と指針改訂の最終案に到底納得することができず、委員として国民に対する責を果たせないと考えたので、会合途中で専門委員と分科会委員を辞する意を表明し、途中退席した。

 このページでは、分科会における私自身の議論を記録することを基本に据えながら、分科会の審議を振り返り、審議の内容と「発電用原子炉施設の耐震設計審査指針」改訂版の問題点を考えることを試みたい。(さぞ時間がかかることでしょうが)
 とりあえず、委員辞任に関連して書いた文書を掲げる。(以上、2006年9月19日記)

 1. 辞任直後に、取材に集まった記者の方々に手渡したメモPDF・50KByte

 2. 朝日新聞9月16日朝刊、オピニオン面・私の視点PDF・123KByte

 なお、耐震指針検討分科会の議事次第(配付資料を含む)と速記録は、原子力安全委員会の「委員会等の資料」のページから辿って、すべて閲覧することができる。
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